今期放送中のTVアニメのなかでも、女性からの支持が高い話題作として挙げられるのが、『薬屋のひとりごと』と『九龍ジェネリックロマンス』だ。一見ジャンルは異なるようでいて、どちらも“中華的な幻想”をまとった世界を舞台にしている点で共通している。興味深いのは、こうした“日本における中華風ファンタジー”というジャンルが、主に女性向け作品として発展してきたという事実である。 続きを読む ≫