
熱中症と聞くと、“真夏”のイメージがある人が多いのではないだろうか。だが新百合ヶ丘総合病院救急センター長の伊藤敏孝先生は、「ゴールデンウイーク明けから一日1人ぐらい、熱中症で救急センターに運ばれてきています」と警鐘を鳴らす。しかも、それは意外にも高齢の方ではなく、若者や子どもたち…。実はこの時期に熱中症で運ばれてくるのは若者が多く、高齢の方はもっと暑くなってからと、順番が逆だというのだ。どうしてこのような現象が起こるのか。5月〜6月の熱中症のメカニズムと年齢の関係、熱中症対策について聞いてみた。