約5万人から20万人に1人の確率で生まれるとされている「結合双生児(結合双胎)」。通常、一卵性の双子は受精卵が徐々に離れ、出産時には分離して生まれてくるが、結合双生児は十分に分離せず、つながったままの状態で生まれてくる。この結合双生児を産んだ長嶺さんは、診察を受けた産婦人科で思わぬ言葉を聞かされ「頭が真っ白になった」という。「いつ中絶をしますか?」。それでも出産を決断した長嶺さんのもとには今、24歳になって元気に生きる2人の娘がいる。 続きを読む ≫