太平洋戦争開戦前夜の長崎で、考古学者のカナクギ(片岡亀蔵)の助手であるオズ(大鶴佐助)が遺跡を発掘する。それは、若く美しいヒメ女が治めていたが滅亡した古代王国だった。現代と古代の世界が折り重なり、やがてとんでもない古(いにしえ)の秘密が明かされていく。野田秀樹さんが1999年に書き下ろし、これまでタブー視されてきたテーマに真っ向から切り込み、壮大なスケールで描かれた戯曲『パンドラの鐘』。今作で葵わかなさんが演じるのは古代の女王・ヒメ女。 続きを読む ≫